・防犯設備士資格を取ったら、キャリアや転職に役立つの?
・そもそも防犯設備士ってなに?
これから資格を取得されようとしている方は、このような疑問をお持ちですよね。
昨年、防犯設備士試験に合格した僕が、疑問や悩みに答えていきます。
先に結論をお伝えすると、防犯設備士は今後更に需要が高まると予想されます。
また、社会貢献にも役立つ資格であり、キャリアアップや転職にも有利に働きます。
チャレンジすべきかどうか迷われている方はぜひ、資格取得を狙いましょう!
本記事の内容
・防犯設備士とは何か
・防犯設備士資格を取得するメリット
・キャリアアップや転職に役立つのか?
本記事の信頼性
防犯設備士試験の流れや、合格のための勉強法を知りたい方はこちら
続きを見る【防犯設備士試験合格への道】一発合格した僕が丁寧に解説【試験の流れ、勉強のコツ】
目次
防犯設備士とは?
そもそも防犯設備士とは?という疑問にお答えします。
防犯設備士の資格認定業務を実施している「公益社団法人 日本防犯設備協会」によると・・・
防犯設備士は、防犯設備に関する専門的な知識・技能に基づき、防犯設備の設計、施工、維持管理及び防犯診断に関する業務を行い、警察や自治体などの関係機関・団体と連携しながら「防犯の専門家」として活躍し、地域の防犯対策や安全安心なまちづくりに大きな役割を担っています。
引用元:公益社団法人 日本防犯設備協会
完結にまとめると、
防犯設備士とは
・防犯のプロフェッショナル
・防犯設備の設計、施工等に関する専門的な知識を持つ
・関係団体と連携して、防犯対策や安心安全なまちづくりに貢献できる
防犯設備とは、具体的には「防犯カメラ、防犯ガラス、非常通報スイッチ等」を指します。
例えば、防犯設備士資格を取得すると、
- 防犯カメラをどのような位置に配置すれば、犯罪の抑制に繋がるのか?
- 侵入を許してしまった際、犯人を検知するセンサーをどこに配置していれば検知しやすいか?
- そもそも侵入させないための建物構造となっているか?
といった防犯のプロとしての目線で設備の設計等をしていくことができます。
また、防犯設備士は自治体・公共団体が実施する自主的な防犯活動を支援するとともに、警察が指導、推進する地域の防犯活動に協力していく必要があります。
分かりにくいので、例えば以下のような活動があげられます。
- 何か犯罪が発生した際、その現場を調査し、同じ被害が繰り返されないよう防犯措置対策を警察と連携して実施。
- そもそも犯罪が起こらないような戸締りや施錠などの状況を診断し、不備があれば補強する。
- もう少し広い目線で、犯罪が起こらないような街を作っていくために、防犯性を考慮した設計の部分で協力する。
要は、防犯社会を作っていくことに様々な面で貢献できるということです。
防犯設備士に関してよくある質問
「公益社団法人 日本防犯設備士協会」という団体が資格認定事業を実施しています。
それが平成13年から自主事業として公益社団法人 日本防犯設備士協会が実施するようになりました。
つまり民間資格といえど、警視庁と密接な関係にある公益財団法人が認定試験事業を実施しているので信頼性は非常に高いんです。
防犯設備士はどのような資格なのかはご理解いただけたと思いますが、資格取得をするメリットは何でしょうか?
防犯設備士資格を取得するメリットとは?
メリットは以下の2つです。
- 需要の伸びが期待できる
- キャリアアップに繋がる
防犯設備士資格のメリット ①需要の伸びが期待できる
以下は公益社団法人 日本防犯設備協会がまとめた「防犯設備推定市場の推移」です。
引用元:公益社団法人 日本防犯設備協会
市場としては、右肩上がりで伸びていることが分かります。
今後ですが、東京オリンピック開催に合わせて訪日外国人の増加が予想されます。
訪日外国人に関連する犯罪の増加も懸念されるため、防犯設備士の需要も高まっていくはずです。
また、防犯カメラを設置することで「犯罪を抑止する効果」も認められていて、ますます設置台数も増えていくと予想されます。
防犯カメラは「どこに、どのぐらい設置するのか」という視点が重要になるので、防犯のプロの目線を持つ防犯設備士の需要は伸びていくでしょう。
防犯設備士資格のメリット ②キャリアアップに繋がる
防犯設備士資格を取得することでキャリアアップにも繋がります。
一般的な資格の活かし方としては、防犯機器メーカーへの転職や一企業の専属防犯設備士として、防犯機器の設計や導入・保守まで実施する人もいます。
また、セミナー講師として自治体や企業から声がかかる人もいます。
実体験ですが、僕は2019年に資格を取得しました。
防犯カメラを扱う営業の仕事もやっていたのですが、名刺に「防犯設備士」という肩書を記入し、商談の際にアイスブレイクに使うことで権威性や信頼性を獲得することができました。
面白い例ですが、賽銭泥棒被害に困っていた神社に防犯設備士の目線でコンサルし、防犯カメラを提案した結果、数台のカメラを購入いただいたこともあります。
実際、防犯設備士という目線でコンサルすることで、単なる機器売りに自分なりの付加価値をつけることができました。
このように防犯設備士資格を取得することで、防犯機器メーカーへの転職や、自身のキャリアアップにも繋げることもできます。
防犯設備士資格試験の概要
2020年度の試験の概要を抜粋します。
(詳細はこちらからご確認下さい)
開催日時 | 年4回(①5月下旬~6月、②9月、③11月、④翌年1月下旬~2月) |
開催場所 | 東京、仙台、大阪、名古屋、福岡 |
試験科目 | 試験A(70分) 防犯の基礎、電気の基礎等 試験B(80分) 設備機器II(防犯カメラ設備等)、施工及び維持管理、設備設計 A,Bともにマークシート方式 |
受験資格 | ・試験前日、当日の防犯設備士要請講習を修了した方 ・事前提出レポートを提出した方 |
受講・受験申込 | 試験開催日時の概ね2,3カ月前から申し込みが始まります。 先着順でインターネット・FAXから申し込みできます。 |
よくある質問
しっかり対策すれば難しい試験ではないです。
・試験前日、当日の防犯設備士要請講習:約10時間程
ポイント
試験前日と当日は約10時間を使って、数百ページあるテキストを進めていきます。
試験に出る部分は、先生が教えてくれるので聞き逃さないようにしましょう!
まとめ
- 防犯設備士は防犯のプロとて、防犯社会の発展に貢献できる
- 防犯設備士は需要の伸びが期待でき、キャリアアップにも繋がる
- しっかり対策すれば、試験には受かりやすい資格
いかがでしたか?
防犯設備は今後ますます発展していきますので、防犯のプロとしての防犯設備士の需要はさらに高まると予想されます。
年に4回も試験日があり取得しやすい資格ですので、是非チャレンジしましょう!
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